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2009年11月 7日 (土)

一姫クエスト、ドタンバタン(仮) 第3部-07

              *** はじめに ***
 

 この物語に登場します、地名、人名、組織名など、全ての名称は架空のモノであり、それっぽく書いてますが、全部デタラメ……デシw
 
 地名、人名の検索でここに辿り着いてしまったアナタ・・・ご愁傷様デシw お気の毒とは思いますが、我が身の不幸を嘆かず、息抜きにチラ見していって下さいませ♪
 
 なお、文章中に『・』がある時は、『!!!』とか『?!』とか『あ゛』とかデシ。外字エディタで作った文字の文字化けなのね。
 注意して再変換してるのデシが、チェック漏れがあった場合は、みなさんで脳内変換して下さいw

 
 
 
   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***
 
 
 
「どうした、あや音? おトイ……。」
「違います! 先生、あたし……あたし、岩鬼山の場所を知ってるかも……。」
 全員の視線があや音に集中した。
 いきなり注目の的になり、あや音は次の言葉を飲み込んだまま俯いてしまった。
 沢村は『大丈夫だよ。』と、そんなあや音の肩をポンと叩き、
「先生に教えてくれるかな、あや音の知ってる事を……?」
「……はい……岩鬼山の近くにね、パパとお姉ちゃんが住んでるの……。」

 
 
 あや音の話によると、彼女の父は離婚後、病気がちな彼女の姉を伴い、空気の良い東北地方に移り住んでいた。
 そこは彼女の父の生まれ故郷で、岩鬼山(いわきやま)の麓に広がる微笑平(ほほえみだいら)という場所だった。
 沢村が地図を持ち出して確認してみると、そこから目的地の殿馬峠までは、国道伝いの一本道で行けそうだった。
「ありがとう、一姫のために思い出してくれて。後は私に任せてもらえるかな……薬が足りない原因を作ったのは私だから……。」
……あたしも行きたい……。
 一姫が伏し目がちに、絞り出すような小さな声で呟いた……居ても立っても居られないのだろう……。
「……気持ちは判るよ、一姫。だけどね、私一人で動いた方が……その……仕事が速いと言うか……。」
「あたしも行きたい……ですsign01
 今度はハッキリそう言った。
 来門を縋るように見詰める一姫の瞳には、強い決意が溢れていた。
 
「……判ったよ、一姫。私と一緒に行こう。」
「ありがとう! お姉さん!」
 一姫の顔が、帰宅後初めて明るくなった。
「じゃあ、オレも連れてってね。」
「ぼくも行こうかな。」
「……何でそうなる……?」
 子供達が急に騒ぎ始めた……。
「こらこら、お前達、遊びに行く訳じゃないんだぞ。学校だってあるんだからな。」
 沢村が子供達を見回しながら、少し強い口調でそう諭した(さとした)。
「何でヒメなら良くて、オレ達はダメなの?」
「せっかく本物の竜神様に会えると思ったのに……。」
「……ワシとて本物じゃぞ…………。」
「だって、成前様はスケスケだし……。」
「貧乏クサそうだし……。」
「何となく、ありがた味無さげ~。」
「クックック、子供は正直だなぁ、こうまでハッキリものを言うと、清々(すがすが)しささえ感じるな。」
「…………おのれ…いつか必ずバチを当ててやる…………。」
「はいはい、無駄なおしゃべりは止めましょう……。」
 ブツブツ文句を言ってた子供達は、沢村の毅然とした態度に大人しくなった。
 ダメ元で騒いだ感もあり、諦めるのも早かったようだ。
 だが、そんな子供達の中で一人だけ……あや音だけは、酷く(ひどく)落ち込んでいた。
 両親が離婚して以来、父親と会う機会はおろか、話すのも母に隠れてコッソリ電話する程度だったからだ。
 それが、もう後少しで堂々と会いに行けそうだったので、落胆するのも無理は無かった。
 あや音の様子を見て、彼女の家庭事情を察した沢村は、しばらく考え込んだ後、携帯を取り出して誰かと話し始めた。
 
 
「よし、それじゃ、こうしよう……。」
 沢村は今夜から三泊四日の予定で、微笑平まで林間学校に出掛ける事になった……と、子供達に話した。
 本来なら九月に行く予定だったのだが、沢村は校長に掛け合って、前倒しで行けるように頼み込んだのだ。
「……マイクロバスは先生が手配します。それで夜行フェリーに乗り…………。」
 沢村が話し終えると、子供達から歓声が上がった。
 そして沢村は、あや音に自分の携帯を渡し、
「いきなりで悪いんだけど、あや音のお父さんに連絡してもらえないかな? 宿の手配や道案内の相談に乗ってもらいたいんだ。」
「はいっっっ!」
 あや音は興奮を抑えきれず、嬉しそうに電話を受け取ると、頬を紅潮させながら一気に番号を打ち込んだ。
「……もしもし、あたし…あや音…………。」
 幸せそうに話し込んでいたあや音は、やがて携帯を沢村に返し、
「……お父さんが……お礼を言いたいからって……。」
 
 
 
 
 
   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***
 
 
 
 
 
                ………………次週をお楽しみに(毎週土曜、午後6時っぽい時間に更新ちゅ♪)…………(^_^)ノ
 
 
 
 

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