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2009年11月21日 (土)

一姫クエスト、ドタンバタン(仮) 第3部-09

              *** はじめに ***
 
 この物語に登場します、地名、人名、組織名など、全ての名称は架空のモノであり、それっぽく書いてますが、全部デタラメ……デシw
 
 地名、人名の検索でここに辿り着いてしまったアナタ・・・ご愁傷様デシw お気の毒とは思いますが、我が身の不幸を嘆かず、息抜きにチラ見していって下さいませ♪
 
 なお、文章中に『・』がある時は、『!!!』とか『?!』とか『あ゛』とかデシ。外字エディタで作った文字の文字化けなのね。
 注意して再変換してるのデシが、チェック漏れがあった場合は、みなさんで脳内変換して下さいw

 
 
 
   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***
 
 

 一姫の頭を撫で、足早に去って行く沢村を見送りながら、
「何とも清々しい奴じゃ……オッパイ星人のくせに、見所があるわぇ……。」
 いつの間に復活したのか、成前が来門の隣りに立ち、そう呟いた。
「まぁ……なぁ……オッパイ星人にしては、人を見る目はありそうだ……。」
 満更でも無さそうな穏やかな視線で、来門は沢村の後ろ姿を追っていた。
「はい、沢村先生は優しいし、楽しくて大好きな先生です、オッパイ星人でも。」
 巨乳星・美乳星は別にして、いつの間にか、地球人扱いされなくなった沢村だった。

 
 
九章 主役的少女、再度出発する。
 
 
 集合時間の午後九時近くになった。
 一姫がピンクのリュックに着替えを詰めて、神社の境内に上がっていくと、そこにはもう、大勢の人が集まっていた。
 親達は親同士、子供達は子供同士固まって、妙に高いテンションで談笑していた。
 子供達は一姫を見付けるや、我先に駆け寄り、オヤツだのお弁当だのを差し出した。
 一姫は訳が分からず、目を丸くしていると、良が委員長らしくクラスの代表として、
「今、ヒメの父ちゃんも母ちゃんも、大ケガしてて動けないだろ? だから、みんなで相談して、オレ達でヒメの分まで用意しようって事になったんだ。」
「……ま、母さんにそう言えば、必要以上に用意してくれるからね……。」
 英幸が親達に聞かれないように、小声で一姫にバラした……だが、親達は世間話に姦しく(かしましく)、普通に話しても恐らく大丈夫だったろう……。
 
 なるほど、一姫の目の前には、一人では食べ切れない程のオヤツが……コンビニの袋一杯に入っていた……それも三袋。
「タマちゃんや先生達の分もあるんだ……ま、余ればオレが全部片付けるんだけどな。」
 直正が細い眼を一層細め、嬉しそうに呟いた。
「こら、私を『タマちゃん』と呼ぶんじゃない! 私の事は……」
「あ~~それが本当の目的だったのね、ナオッッsign02 率先して連絡網回すと思ったら……。」
「残念でした! 余ったらみんなで食べるのっsign03
 来門の声を掻き消し、茜とあや音が直正に詰め寄った。
 ねえちゃんズ二人に睨まれ、タジタジと後退る(あとずさる)直正を庇う(かばう)ように、真奈が間に割って入った。
「あなた方は何にも判ってらっしゃらないのね。ナオ様は一姫さんが受け取りやすいように、ワザとそう仰ったのですわ。」
「どうだか…………。」
「みんな、ホントにどうもありがとう……。」
 一触即発の茜達を余所に、一姫は嬉しそうにコンビニの袋をギュッと抱き締めた。
「ヒメ、つぶれる、つぶれる!」
 直正が慌て、みんなは笑った。
 
 時計が九時を回る頃、沢村が息急き切って神社の石段を駆け上がって来た。
「すみません、遅くなりましたー。」
 沢村は子供達を呼び集め、そして、親達に挨拶した。
 これまでの経緯、今後の予定を簡単に説明した後、
「……お子さん達は私が責任を持ってお預かりします。では、フェリーの時間もありますので、そろそろ出発したいと思います……。」
 
 沢村を先頭に、子供達、親達の順で石段を下りて駐車場に行くと、見慣れないマイクロバスが停車していた。
「あれ? いつものバスじゃないね?」
「あぁ、学校のは車検に出てて使えないんだ。だから別のバスを借りたんだよ。」
「……ウソだね……きっとタマちゃんに良い所を見せたいからさ。」
「だね。学校のはオンボロだから……。」
 子供達の言葉に『オブラートに包む』と言う慣用句は無い…………親達や来門本人の目の前で、微妙に痛い所を突かれ、
「違うよ、この時期は行事が無いから、本当に車検に出してるんだよ! って言うか、誰がオンボロにしてるのか、判って言ってるのか? お前達? このバスだって、やっとの事で借りられたんだからな、汚すんじゃないぞ……。」
 正当な反論なのに、不覚にも声を裏返してしまい、言い訳がましく聞こえてしまったか……と、人知れず落ち込む沢村だった…………。
 
 沢村は子供達が全員着席したのを確かめると、運転席に座り、バスのエンジンを掛けた。
 一行を乗せたバスは親達に見送られ、静かに夜の神社を後にした。
 バスは国道沿いに西に向かい、夜行フェリーが停泊する、大きな港町にやって来た。
 ただ、その間、来門とデート気分を味わいたい……と、指定席扱いしていた助手席を、子供以上に目を輝かせた成前に座られ、涙目になっていた沢村に気付く者はいなかった……。
 
 港に到着すると、出航間近なフェリーが『ボオォォ~~』と、汽笛を鳴らしていた。
 沢村は乗船場にバスを停めると、事務所に向かい、手際良く申込用紙に書き込むと、バスをフェリーに滑り込ませた。
 五十台以上は積み込めそうな駐車スペースには、数える程も車は留まっていなかった。
 なので、マイクロバスは乗用車のスペースに留めるよう指示された。
 仕事柄、全国をバイクで走り回っている来門は、フェリーを使っての移動もざらで、バスの窓からその様子をボンヤリ見ていた。
 観光シーズンからずれているせいだろうが、それでも少なすぎる気がして、妙な違和感と、船舶会社の懐具合を心配する来門だった。
 
 

 
 
 
   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***
 
 
 
 
 
                ………………次週をお楽しみに(毎週土曜、午後6時っぽい時間に更新ちゅ♪)…………(^_^)ノ
 
 
 
 

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