ウルト○マンになっちゃった……62
*** はじめに ***
この物語に登場します、地名、人名、組織名など、全ての名称は架空のモノであり、それっぽく書いてますが、全部デタラメ……デシw
地名、人名の検索でここに辿り着いてしまったアナタ・・・ご愁傷様デシw お気の毒とは思いますが、我が身の不幸を嘆かず、息抜きにチラ見していって下さいませ♪
なお文章中、不自然に『・』がある時は、高確率で『!!!』とか『?!』とか『あ゛』とかデシ。外字エディタで作った文字の文字化けなのね。
注意して再変換してるのデシが、チェック漏れがあった場合は、みなさんで脳内変換して下さいw
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そしてミュ~ァリィは、パスケースから名刺を取り出し、はにかみながら『どうぞ…』とナナシノに差し出した。
そこにはプチロン語で、大きく【PTA】と印刷され、その下に小さな字で、おそらく組織の正式名称と、彼女の氏名が記されているのだろう……か?
その部分はアバン・ギャルドにロゴ化されていて、何と書かれているか見当も付かず、曖昧な笑顔で名刺を見詰めるナナシノだった。
(…………普通、逆じゃね?)
直径約二十メートル(チキュー規格)の透明なチューブウェイを、シャトルバスが滑るように走っている……車輪は今は収納されていて、むしろ飛んでいる。
窓の外を見ると、光り輝く大小の惑星が、ゆっくり近付いては遠ざかり、特等席で天体ショーを楽しめた。
もっとも、それを物珍しそうに眺めているのは、疎らな乗客の中でもナナシノくらいだったが。
忙しない(せわしない)子供のように、キョロキョロしていたナナシノが、ふと後方を見ると……一番星がぐんぐん小さくなっていた。
「……かなりの速さですよね、バスにしては……静かだし揺れないから、全然気付きませんでしたが……。」
「え? そうですか? 二千キロ(チキュー規格)くらいですよ、時速にしたら……。」
「…………何気に音速(チキュー以下略)を超えてますね……私の星じゃ、高速バスと言っても、せいぜい百キロ前後だったかと……。」
「あら、それじゃあ着くまでに一日二日掛かりそうですね……十八番星だったら、一ヶ月くらいは……。」
そう言って、ミュ~ァリィは楽しそうに笑った。
惑星一つの大きさは、一キロ足らずから数百キロ程度のものが、無数に寄り集まったプチロン連星だが、その分布範囲は、惑星チキューの千倍以上の規模になる。
それは最早、小さな銀河と言っても過言ではない。
チキューにせよピカリの国にせよ、一個の星でしか生活した事のないナナシノには、改めてこの環境が新鮮に思えた。
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………………次週をお楽しみに(毎週土曜、午後6時っぽい時間に更新ちゅ♪)…………(^_^)ノ
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